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学びに対して貪欲であるということ

November 17, 2022

Gojo & Company,Inc. を率いている Taejun さんの TJ Radio を聴いていました。

そこで知ったのですが、Taejun さんは最近 Macbook Pro を購入し、Smart Contract のプログラミングの学習をしようとしているみたいです。

なんだか、その話を聞いた時に、大変衝撃を受けたんですよね。

彼は Morgan Stanley Capital のアナリストや、Unison Capital での投資戦略に携わってこられた方。現在は microfinance を通じたスタートアップの CEO です。そんな彼が、web3 について理解を深めるために、自分の手を動かし、Smart Contract を学ぼうとしているんですね。

学びに対して貪欲であるということは、こういうことなんでしょう。

Software Engineer の中でさえ、ニュースや噂で見聞きした評判を理由に深く考えもせず web3 を避けている人はいます。でも、実際手を動かして、その現場に入ってみないとわからないことがある。それに対して幾つになっても向き合える。そんな大人は、カッコ良い。

僕もここ数ヶ月 Solidity をキャッチアップしていますが、別に対象はなんだって良いんです。少なくとも、自分の専門以外の領域に対して、好奇心を持ち続ける姿勢。そして、好奇心を持つだけではなく、実際に手を汚していく行動力。体を動かすだけではなく、それがどうだったか深く物事を考える洞察力。

その一つ一つの積み重ねですよね。もちろん世の中は広く学問は深いので手探り次第に取り組んでいたら時間は足りません。どの領域を学ぶか、という取捨選択も求められます。

でも、そこの取捨選択を大きく間違う、ということは無いんじゃないかなと最近思うんです。何かをしっかり深く学んだ経験というのは、他でも生きてくる。web3 だろうが、歴史だろうが、経済だろうが、なんでも良い。学問だろうが、料理だろうが、スポーツだろうが、突き詰める領域はなんでも良い。その貪欲さと、貪欲さを持ち続ける謙虚さ。その両輪を持ち続けていきたいものです。

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