How to Compensate Lack of Communication Skills in English

職場における英語のコミュニケーションスキルが不足していても、それでも英語環境で働き成果を出さざるを得ない場合がある。コミュニケーションスキルを補うために使える手法はいくつかある。

第一に、Knowledge / 知識。知識がある人の話は、多少口下手でも聞いてくれる。話し相手より圧倒的な知識を有することで、相手が嫌でも自分の話を聞いてくれる状況を作る。しかし、コミュニケーションスキル自体を向上させるより時間がかかる場合が殆どであり、話のトピックが変わった途端に置いていかれる。

第二に、Authority / 権威。タイトルや職位が高い人の話は聞いてくれる。そのほかには、大学教授、政治家、医者といった権威が高い職種も含まれる。世の中の広告に、白衣を着た医者のイメージが多用されるのは、権威のある人間の話を聞いてしまう心理バイアスを利用したもの。しかし、コミュニケーション力が無いからといって自分に権威づけできるケースというのは、例えば日本のスタートアップが海外に支社を作る場合など、限定的。

第三に、Proxing / 代弁。自分と同じ理解をしてくれており、かつ自分よりコミュニケーションが得意な人に代弁してもらう。上司や、プロジェクトメンバーなど。クライアントを説得するときに、英語がネイティブな同僚に代弁してもらうケースがこれに当たる。しかし、代弁してくれる人と信頼関係を築いていることが前提条件である。その信頼関係は、そのほかの方法で築いておく必要がある(例:普段の仕事ぶりや「知識」の深さなど)。また、代弁してくれた人に成果を横取りされるリスクもある。最悪の場合、成功すれば成果は取られるが、失敗した場合責任が取らされる状況に陥れられることもある。

他には、Alternative / 代替も有効。Speaking は苦手だが、Writing が得意な場合、大事な話はミーティングではなくメールで行うことを提案する。Presentation は苦手だが、準備をすることで品質を上げることができる場合、プレゼンではなくレコーディングを事前に収録する。しかしながら、相手が利益を共にしない交渉相手である場合、その弱みを握られて、逆に力量を発揮できない土壌に持ってこられるケースもある。

したがって、Preparation / 準備はどのケースでも有効。もしくは重要なミーティングをファシリテーションする場合、想定質問を全てリストアップして事前に回答を記載したスライドを作っておくことは有効。しかし、突発的に生まれる交渉やミーティングなどで、準備する余裕を与えられないケースも良くある。

その場合、Focus / 選択と集中をするしかない。参加する全てのミーティングや交渉の場面で成果を出すことを諦める。その代わり、決して負けられない場面に全てのリソースを投下する。

2023-10-17