Neo4j では、2021/09 現在三種類の公式資格試験を提供しています。
そのうち、Neo4j 4.x において導入された新機能に関する問題を中心に作成された、Neo4j 4.x Certified について紹介します。
項目は以下に分類されています。
エンタープライズ環境で利用されるケースが増えてきた結果、Neo4j 4.x では、まずスケーラビリティを担保するための Multi-database や Fabric といった目玉機能が実装されました。また、オペレーションミスによる事故や複数のチームからアクセスされるケースを想定して、RBAC も試験内容にしっかり組み込まれています。
したがって、試験で提出される内容を学習することによって、本番で稼働する大規模な Neo4j クラスターを運用するために最低限理解しておくべきトピックについて網羅的に学ぶことができます。
特に Fabric に関しては、別々の地域に分散されたデータベースを、仮想データベース (Fabric vrtual database) を通じて実際の物理的なネットワーク構成を抽象化することで、可用性と耐障害性を向上させる機能です。今後エンタープライズを中心に利用されるケースが増えていくと思われるので、ぜひ理解しておきましょう。
学習教材としては、最低限以下の二つを押させておきましょう。
その他、必要に応じて公式ドキュメントを参考にしましょう。
以下のような問題が出題されます。80% 以上回答できるかどうかが合否ラインです。
その他、4.x に限らず Neo4j データベースおよび Cypher の基本的な問いも含まれます。それらはボーナス問題だと捉えておくと良いでしょう。